2017年05月27日

「小さな音を聴く練習」

踊りで出演するのは決まってたけど新しい作品を作るとは思ってなかった。でも体調の悪い夜勤中に作品の構想が色々浮かんできた。ほんとにできるのかなと思ったこともあったけど、思い浮かんだ時点で本番までに作品が仕上がることは決まっていたのだと思う。
最初の練習の日、これまでアクロスの地下で踊っていたことを嫌悪感と共に思い出して、もううんざりだ、と思った。それはどういうことかその時正確な言葉にはしなかったけど、今思えば、それは「聴く耳のあまさにうんざりした」という意味だと思う。
その時は「もうドラマチックな音は聴きたくない、全部削ぎ落としてそっけない日常に行きたい」と思った。
本番はお客さんのためにある、お客さんにとって必要なことが起こる。わたしはそのためにからだを使う、と山のなかで思った。だけどそこに至るための日々は自分のためにある。
やってることが即興とは言え、タイトルを舞台に乗せるには乗せれるだけの深まりが必要だと思ってて、だけどどうやって深まったらいいのかもわからず、カンやら手探りで、でもそれはタイトルと自分とのやりとりというか、一方通行ではない気がしている。
ああでもないこうでもない…と、そういう、普通の生活には何の役にも立たないバカげたことを大真面目にあれこれやってみる日々は楽しくて楽しくて。
それで、集中の高い日は、聴く耳のあまい自分をこれでもか!これでもか!とぎゅうぎゅう締め上げるような、目の覚めるような厳しく楽しい練習。
踊ろうと思って立ってたら、「ちゃんと立ってる?動きを聴く前にちゃんと立って!」って感じがするし、ちょっと動くたびに、「ほんとにそれで合ってた?」「ちゃんと聴いて!」と厳しく引き締める声がする。からだの声。
今までは、からだに「踊ってみませんか?」とお誘いして優しく待つような感じだったけど、今回はちょっと違ってて、むこう(からだ)のほうが強い。だからわたしは本気でやらないといけないんだなと。からだを信じて、信じきって、まかせて、連れてってもらうしかないんだなと。
からだに対する絶対的な信頼。
何も起こらなかったらどうするんだと思うし、絶対的な信頼と言ってもかなり厳しい。
だけど、その厳しさのなかにしか本当の響きはない。自分のなかの厳しさをしっかりと掴んでいること。厳しさから絶対に手を放さないこと。
何か自分が踊りのことで不安になってる時、それは聴く耳があまいのだ。徹底して厳しく踊ること。
それを教えてくれた日々だった。それ以外のことはどうでもいい。わたしはどんどん偏屈になっていく気がする。

posted by 垣内美希 at 00:50| ライブ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月02日

5/10箱崎フォーカシングコミュニティ

5/10(水)19時〜21時、箱崎公民館にて箱崎フォーカシングコミュニティ開催です。先生のいない会です。各自でフォーカシングのやり方を勉強して集まり、時間をわかちあってセッションします。お問い合わせ、参加希望の方はご連絡ください。見学も可です。
posted by 垣内美希 at 11:26| 箱崎フォーカシングコミュニティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月17日

5/27「EARTH MOVE4」で踊ります。

5/27(土)18時〜21時「EARTH MOVE4」@MOVEment (筑紫野市二日市中央3-7-2)で踊ります。

\1,000

火の馬 / 垣内美希 / Kenichi Waga


※わたしは踊りの新しい作品『小さな音を聴く練習』を発表します。


posted by 垣内美希 at 19:52| ライブ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする